部分痩せって存在するの?トレーナーが詳しく解説
こんにちは!札幌市西区八軒のパーソナルジムRejoiceです!
みなさんがよく「部分痩せ」という言葉はご存知でしょうか?
一般的に「お腹だけ痩せたい」「足だけ細くしたい」ということも考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回のブログでは「部分痩せ」は存在するのかを、トレーナーが詳しく解説していきます。
ダイエットや脂肪分解のメカニズムに興味がある方はぜひ、見てみてください!
脂肪分解の流れ
まず部分痩せについて学ぶ前に、脂肪の分解の流れについて知る必要があります。
脂肪の分解の流れとしては以下の通りです。
①ホルモンが働く。
まずは脂肪燃焼に関わるホルモンが活性化する必要があります。
脂肪燃焼に関わるホルモンには
・アドレナリン
・ノルアドレナリン
・グルカゴン
などがあります。
これらのホルモンは運動やストレスによって上昇します。
またグルカゴンは膵臓から放出されるホルモンであり、インスリンと逆の働きをする血糖値調整のホルモンです。
グルカゴンは低血糖になると、肝臓のグリコーゲンを分解したり、脂肪の分解に働きます。
このことから食事量も脂肪燃焼に関わることがわかるでしょう。
②HSL(ホルモン感受性リパーゼ)が活性化する。
ホルモンが脂肪細胞の受容体に結合することによりHSLが活性化します。
HSLは酵素の一種であり、脂肪細胞の中にある、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する働きを担います。
中性脂肪と脂肪酸が分解されることで、脂肪酸が脂肪細胞を飛び出て、血液中に流れます。
③脂肪がエネルギーとして利用される
血液中に流れた脂肪酸はエネルギーとして利用されるために、筋肉や肝臓に取り込まれます。
そして細胞内のミトコンドリアの中でβ酸化という働きでエネルギーを生み出し燃焼されます。
大きくいうとこの3つのステップを通して、脂肪は燃焼されるということになります。
脂質については以下の記事でも詳しく説明しているのでみてみてください。
◎部分痩せは可能なのか
これは様々な意見があるため、一概には言えませんが、「絶対に無理」とは言えないものだと考えています。
その理由を以下にお伝えします。
①部分的に血流が良くなることで部分痩せが起こる可能性がある。
海外の文献ですが、こちらでは片足ごとにトレーニング負荷を変える研究を行いました。
その結果としては「激しい運動は、収縮する骨格筋に隣接する脂肪組織における部分的な脂肪分解と血流増加を引き起こす可能性がある。」とのことでした。
このように筋トレにより、部分的な血流を促すことで、部分的な脂肪分解はできる可能性があることが示されました。
ホルモンは血液中を漂い、全身に運ばれていきます。
そのため血流が多いところにはホルモンが増え、部分的にHSL(ホルモン感受性リパーゼ)が活性することで部分痩せは可能になるのは否定できないのではないかと言われています。
②ホルモンバランスによって部分的に脂肪の量が変わるから
女性ホルモンによって、太ももやお尻に脂肪がつきやすくなる作用があります。
加齢などにより女性ホルモンが低下することでお尻や太ももの脂肪も減ることが考えられます。
人によっては部分痩せ目的で女性ホルモンを減らす薬を内服する方もいらっしゃるようですが、私は絶対にお勧めしません。
③筋肉をつけることで相対的に部分痩せしているように見えるから
これは内科的というよりは見た目の話になります。
例えばくびれを作りたいという方がいらっしゃるとします。
くびれができるということは上半身が逆三角形になっている状態ですよね。
ということは広背筋や肩の筋肉を鍛えることで逆三角形になり、身体のバランスが良く見えるため部分痩せしているように見せることができるということです。
これが一番健康的で害がない、方法な感じがしますよね。
はい。筋トレしましょう。
部分痩せについてまとめると
・脂肪分解のメカニズムとしては
ホルモンが作用する→HSLが活性化する→脂肪酸が血液に放出される→筋肉などの細胞内でミトコンドリアでβ酸化という働きを通して、脂肪が燃焼される。
・部分痩せは様々な議論はあるが、筋トレで部分的に血流を良くすることでできる可能性はある。
・女性ホルモンのバランスでも部分的な脂肪量は変わる。
・筋トレをすることで全身的にバランスの良い見た目が作れる。
終わりに
今回は部分痩せについて記事にしてまとめました。
ネット上でも様々な意見があるものですが、少しでも科学的に解説ができた記事になっておりますと幸いです。
札幌市西区八軒のパーソナルジムRejoiceでは医療国家資格を持ったトレーナーが安全なトレーニングを提供しています。
無料体験トレーニングも行っておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
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