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肝臓の仕組みと働きについて分かりやすく解説!

肝臓のしくみとはたらき


肝臓ってどんな臓器?

肝臓は、人の体の中で一番大きな臓器で、重さは約1〜1.5kgあります。お腹の右上にあって、横隔膜のすぐ下にあります。

 

肝臓の形と構造

  • 前側

    • 肝臓の上には横隔膜があり、呼吸と一緒に少し動きます。

    • 右側の部分は大きくて厚く、左側は小さくて薄いです。

  • 下側

    • 肝臓の真ん中あたりに「肝門」という部分があり、ここから血液が出入りします。

    • 門脈(もんみゃく):小腸から栄養たっぷりの血液を運んでくる。

    • 固有肝動脈(こゆうかんどうみゃく):肝臓に酸素を運ぶ。

    • 肝管(かんかん):胆汁(たんじゅう)という消化液を外に出す通り道。


肝臓のはたらき

1. 栄養をコントロールする(代謝機能)

① 血糖値の調整

  • ご飯を食べた後 → 肝臓は血液の中のブドウ糖を集めて「グリコーゲン」という形にして保存。

  • お腹がすいたとき → グリコーゲンをブドウ糖に戻して血液に流し、体にエネルギーを送る。

② 体に必要なたんぱく質を作る

  • アルブミン:血液のバランスを整え、栄養を運ぶ。

  • トロンボポエチン:血を止めるための血小板を増やす。

  • フィブリノゲン:ケガをしたときに血を固める。 

  • α、βグロブリン:脂質や鉄、ホルモンを運搬する。 などなど

③ 脂肪を使いやすくする

  • 肝臓は コレステロール中性脂肪 を合成し、脂肪をエネルギーに変えたり、細胞を作る材料にしたりする。


2. 体の毒をなくす(解毒・排泄)
  • アンモニア(体の中でできる有害なもの)を尿素に変えて、腎臓からおしっことして出す。

  • お酒を分解(アルコール → アセトアルデヒド → 酢酸)して、体に悪い影響が出ないようにする。

  • 薬を代謝して、体にとってちょうどいい状態にする。


3. 胆汁(たんじゅう)を作って食べ物を消化する
  • 肝臓は「胆汁」という消化液を作り、それを胆嚢(たんのう)にためておきます。

  • 食事をすると、胆嚢から胆汁が出て、脂肪の消化を助けます。

  • 肝臓の調子が悪くなると、胆汁の流れが悪くなり、**黄疸(おうだん)**という皮膚や白目が黄色くなる症状が出ることも。


4. 体に必要なものをためておく(貯蔵機能)
  • 鉄分:血を作るために必要。

  • ビタミンA・D:目や骨の健康を保つ。

  • 血液:必要なときにすぐ使えるように貯めておく。


 

まとめ

 

肝臓は、

✅ 栄養をコントロールする
✅ 体の毒をなくす
✅ 食べ物の消化を助ける
✅ 必要なものを貯める


といった大切な役割を持っています。


肝臓を元気にするためには、

  • バランスの良い食事をとる

  • 運動をする

  • お酒を飲みすぎない

  • 定期的に健康チェックをする ことが大事です。

日々の生活でも肝臓の健康を意識して生活して行きましょう♪


 

 

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